タイトルの通りです。なにやらジャグラーシリーズ新作の『ファンキージャグラー』における設定1の出玉率が、やたら甘いっていうことを全面に押し出してるPOPを飾っているホールを発見しました。
これは「今までより負けが少なくて済みますので、みなさんドンドン突っ込んじゃってください!」というような、一種の「設定1がメインですけどなにか?」と言いかねないアピールだと思ったのですが、実際のホール状況を見ると、当然ながら客側の大赤字でした。
というか、たかだかシリーズ通して出玉率が1%上がった程度で、ホール側に平均設定を下げられたりするだけのような気もするんですけどね。いずれにせよ設定1の出玉率とかどうでもいいです。設定1だろうが設定2だろうが、余裕で負けるのに変わりはありませんから。
優良なホールでは「設定1は使わずに、設定2をメインにする」というホールも存在しているようなので、設定1の出玉率なんか本当にどうでもいいです(フル攻略で100%以上となれば話は別)。
今日はそれを証明するためにデータを取ったので公開します。そしてファンキージャグラーの設定1が、余裕で大敗できるという証明をするつもりですので、ぜひ参考にしてみてください。
スペック表
設定 | BIG確率 | REG確率 | 合算確率 | 出玉率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1/275.4 | 1/452.0 | 1/171.1 | 97.0% |
2 | 1/271.9 | 1/407.1 | 1/163.0 | 98.2% |
3 | 1/267.5 | 1/372.4 | 1/155.7 | 99.8% |
4 | 1/260.1 | 1/336.1 | 1/146.6 | 102.0% |
5 | 1/253.0 | 1/302.0 | 1/137.7 | 104.3% |
6 | 1/232.4 | 1/275.4 | 1/126.0 | 109.0% |
実戦
実戦データ
ファンキージャグラー、設定1、シミュレートアプリ、5000G×30。
番号 | BIG | REG | 差枚数 |
1 | 12 | 6 | -2872 |
2 | 13 | 11 | -2122 |
3 | 13 | 12 | -1957 |
4 | 20 | 15 | +743 |
5 | 12 | 8 | -2734 |
6 | 16 | 12 | -722 |
7 | 17 | 15 | -342 |
8 | 15 | 10 | -1522 |
9 | 13 | 9 | -2215 |
10 | 17 | 10 | -743 |
11 | 16 | 8 | -1275 |
12 | 19 | 3 | -974 |
13 | 23 | 18 | +2189 |
14 | 16 | 9 | -1487 |
15 | 16 | 10 | -978 |
16 | 22 | 12 | +665 |
17 | 16 | 11 | -754 |
18 | 23 | 14 | +1463 |
19 | 14 | 6 | -2310 |
20 | 9 | 11 | -3556 |
21 | 16 | 12 | -794 |
22 | 24 | 13 | +2058 |
23 | 16 | 7 | -1603 |
24 | 16 | 18 | -356 |
25 | 17 | 8 | -1295 |
26 | 22 | 15 | +1200 |
27 | 20 | 3 | -626 |
28 | 19 | 12 | -33 |
29 | 19 | 13 | +222 |
30 | 17 | 10 | -971 |
- BIG:508(1/295.28)
- REG:331(1/453.17)
- 差枚数:-23701枚(平均:-790枚)
- 勝率:23%(7/30)
- REG確率1/300達成率:7%(2/30)
考察
勝率が約23%
5000G回して差枚がプラスだったのが7/30(23%)と、そこまで悪くもない勝率になりました。しかし、実戦データの表を見たら真っ赤ですよね。
もし、上記データが『30台のファンキージャグラーを設置しているホールのデータ』だと仮定すれば、13番の台なんかは本当は設定1であるにも関わらず「5くらいありそう」と思ってしまうかもしれません。
ベタピンなのにも関わらず、こういった錯覚をさせられてしまうのは、非常に厄介だと言えるでしょう。閉店チェックなんかの場合は注意してください(これを見ると15台設置のホールならALL1&2営業でも成立するんじゃないかと思いましたよ)。
ですが、やはり設定1です。大まかに考えると4回座ったら3回は負けることになります。「なにが甘くなったジャグラーだ!」って感じですよね。
今回の検証は一律5000Gですから、実際の稼働とはまた違うでしょうが、いくら出玉率が優秀になったとはいえ、設定1に座った段階で負けは覚悟した方がよさそうです。
5000G毎に約-400枚
設定1ですから回せば回すほど収支はマイナスに転じます。「600G回すと約1000円負ける」といったところでしょうか。ある程度のんびりしながらの稼働で『時給マイナス1000円』ってとこです。
前項でも触れましたが、やはり困るのは13番や22番のように、ごくまれに噴くという点ですね。こればかりはどうしようもないかと・・・。
REG確率に注目して1/300を上回っている台は2台しかありませんが、これまで同様にREG確率を1/300にボーダーを引いてしまうと、設定5も捨てる可能性が高くなりそうです。それでも、低設定を打ってしまう可能性を考えたら、REG確率を厳しく見ていくことは仕方ないのかもしれません。
回転数にも左右されるかとは思いますが、同様の検証を設定5で行った際、設定5がREG確率1/300を上回るケースは何気に多かったです。2000~3000G程度の回転数では、設定2ですら結構な到達率でした(以下にリンク貼ってます)。
様々な検証を通じた結果、1番ノーリスクで勝負できそうなのは『REG確率1/300』だと思うので、当ブログではここにボーダーを引くことを推奨します。
10000Gと比較してみる
- BIG確率:1076(1/278.81)
- REG確率:708(1/423.73)
- 差枚数:-26497(-883.23)
- 勝率:26.67%(8/30)
- 最大勝ち:+3511枚
- 最大負け:-5145枚
- トータル出玉率:97.06%
上記はファンキージャグラー10000G×30で検証したデータです。
5000Gだとデータが暴れるレベルが高いかと思って検証しましたが、REG確率に関してだけで言えば、5000Gでも十分判断できそうですね。
ちょっと気になるのは設定1の負けっぷりだけで、あとは特に10000Gだからと言ってREGが極端に引けるようになったわけでもありませんし…。
設定1を見抜くにはREG確率だけでの判断でも問題ないでしょう。
REG確率が1/400より悪い台がゴロゴロ
他の設定でどうなるか試してみないことにはハッキリとは言えませんが、1/400をボーダーにしたとしてもクリアするのは8/30なので、かなりの確率で設定1は見抜けそうですね。
ボーダーをどこに引くかは別にして、明らかにREGが引けてない台に近付かないようにするという根本的な部分は、他のジャグラーシリーズと変わらないと言えるでしょう。
ちなみに設定4で同様の検証を行ったところ、およそ30%の確率でREG確率1/300を達成しました(ちなみに設定6レベルになったのは、30台中6台で「5台に1台程度の出現率」でした)。
REG確率が1/300を上回るのは、設定4でも30%程度なので、このラインを上回っていれば積極的に勝負していってもいいと思いますよ。
グラフ
設定1のスランプグラフ(10000Gの物)を3パターン用意しました。
それぞれがあまりに違い過ぎて参考にならないとは思いますが、色んな表情を見せるということだけ頭に入れて見てください。
パターン1
出玉率的には設定1ですが、最初の投資分だけを取り除けば、案外差枚数に変化はなさそうです。
3000Gから4000Gにかけてのハマリが出玉に大きな影響を与えているので、もしかすると「このハマリさえなければ・・・」というような台に仕上がっているかもしれません。注意が必要ですね。
パターン2
後半の2000Gだけを打っていれば2500枚前後のプラスです。
恐ろしいのが、そこまでBIGに関してもヒキ強ではないという点ですね。本来の確率より少し多く引くだけでこうなりますし、トータル的な差枚数も1000枚オーバーと、それなりに優秀な結果を出しています。
ただ、最終的な確率から考えてもREG確率が悪すぎて、実際にホールにあったとしても「差枚はプラスだけど、せいぜい設定2、あっても設定3」という見方が強いのではないでしょうか。
パターン3
「これぞ設定1」と呼べるような見事なまでの右肩下がりのグラフです。ここまでひどければ、実際のホールでは稼働がなくなるはずなので、1万Gも回らないと見るのが必然ですね。
引いたBIGの数が確率を下回ってしまったらジャグラーで勝つのは難しいので、仮に設定2や設定3だったとしても、同様の結果が起こり得るでしょう。
最後に
いくら出玉率が高くなったとは言え、余裕で負けられます。グラフのパターン3を見ていただいたらわかるかと思いますが、1G回すごとに1枚マイナスになっているような最悪な結果すら起こっているのが現状です。
メイン設定が1なのか2なのかはホールにもよるとは思いますが、勝っていくには設定5は欲しいので、設定1や2に騙されることがないように注意が必要だと言えるでしょう。
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