ジャグラーの設定看破要素は、ほぼ『ボーナス確率』のみです。もちろん、実際に稼働する場合は「高設定っぽい台」をメインに立ち回るという人がほとんどだと思います。
そのため『設定6』に照準を絞っている人が多く、中には「設定6のボーナス確率は知ってるけど、他の設定は知らない」という人も多いのではないでしょうか。
個人的には、ホールのメイン設定は知っておくべきですし、ホールのメイン設定の挙動こそ押さえておくべきだと思っています。明らかに設定6よりも、低設定の方が台数も多いですからね。
そこで今回は「ファンキージャグラーの設定2における5000G×30回のデータ」を使って「どの程度の割合で、イレギュラーな出方をするか」を検証してみたいと思います。
スペック表
設定 | BIG確率 | REG確率 | 合算確率 | 出玉率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1/275.4 | 1/452.0 | 1/171.1 | 97.0% |
2 | 1/271.9 | 1/407.1 | 1/163.0 | 98.2% |
3 | 1/267.5 | 1/372.4 | 1/155.7 | 99.8% |
4 | 1/260.1 | 1/336.1 | 1/146.6 | 102.0% |
5 | 1/253.0 | 1/302.0 | 1/137.7 | 104.3% |
6 | 1/232.4 | 1/275.4 | 1/126.0 | 109.0% |
実戦
実戦データ
ファンキージャグラー、設定2、シミュレートアプリ、5000G×30。
番号 | BIG | REG | 差枚数 |
---|---|---|---|
1 | 24 | 13 | +1539 |
2 | 16 | 12 | -623 |
3 | 15 | 10 | -1629 |
4 | 18 | 16 | +34 |
5 | 20 | 7 | +52 |
6 | 15 | 9 | -1405 |
7 | 17 | 11 | -904 |
8 | 14 | 15 | -1367 |
9 | 9 | 15 | -2885 |
10 | 19 | 9 | -552 |
11 | 16 | 16 | -802 |
12 | 13 | 9 | -2381 |
13 | 25 | 19 | +2597 |
14 | 17 | 12 | -647 |
15 | 23 | 11 | +1193 |
16 | 18 | 19 | +436 |
17 | 16 | 7 | -1585 |
18 | 19 | 11 | -442 |
19 | 23 | 14 | +1759 |
20 | 14 | 7 | -2310 |
21 | 20 | 12 | +116 |
22 | 6 | -2400 | |
23 | 11 | 12 | -2845 |
24 | 21 | 15 | +921 |
25 | 22 | 13 | +1075 |
26 | 15 | 6 | -1776 |
27 | 11 | 13 | -2414 |
28 | 18 | 14 | -316 |
29 | 23 | 9 | +926 |
30 | 23 | 20 |
- BIG:529(1/283.55)
- REG:362(1/414.36)
- 差枚数:-14550枚(平均:-485枚)
- 勝率:40%(12/30)
- REG確率1/300:10%(3/30)
考察
勝率は、まずまず
以前に検証した3000Gのデータと比べても、思ったより勝率は下がりませんでした。5台に2台勝てるという案配は、ホール側としては非常に使いやすいと思いますね。
中には「これをプラスにしていいのか?」というようなショボ勝ちもデータに加えているため、実際には『偏りのせい』と言えなくもありませんが、このデータで語るとすれば「10台設置のALL2でも、4台はプラスになる」と言えるので、打ち手側としては厄介なのではないでしょうか。
10Gでマイナス1枚
設定1では5000Gの平均差枚数が-400枚でした。一方で、今回の設定2は5000Gで約500枚負けているので、10G回すごとに1枚ずつ減っていく計算になります。
もし、夕方からの稼働で設定2を掴まされたと仮定すると、1日2000G回したとしてマイナス200枚ですから、長い目で考えると結構なマイナスになってしまうでしょう。
とは言え、同じような検証をしているにも関わらず設定1>設定2になってる以上、サンプル数の少なさは否定できません。「設定1だろうが設定2だろうが関係なしに、普通に負けられるスペック」と思っておくべきかもしれませんね。
REG確率に注目すればOK
では、具体的に「低設定を掴まないための対策」の話ですが、従来通り『REG確率に注目しての立ち回り』で問題ないでしょう。
2000G時点では暴れていたものも、5000Gにもなればかなり安定した結果が得られるということが、今回の検証でわかったかと思います。
5000G時点で20回ものREGが引かれてしまうと、期待せざるを得ませんが、出現率としては10%程度です。ここは不可抗力というか「気にしても仕方がない部分」と割り切るしかありません。
逆に言えば「それ以外の低設定は見切れる」ということにも繋がるので、低設定の切り捨てに有効な方法としてオススメします。
設定4との比較
ちなみに、以前検証した際の『3000G回した設定4』のデータと比較すると、REG確率が1/300を満たしたデータは3/10でした。単純に考えて3倍の数値差が生まれています。
もちろん『勝率』も『差枚数』も設定4が上回っているのですが、その辺りに関してはどうしても『結果論』のようなものが付きまとうと思うので、1番の判断材料は『REG確率』がいいのではないかと思いますね。
最後に
おそらくホールのメイン設定は『設定2』なんじゃないかなーと思います(もちろん設定1の可能性は大いにありますが)。
設置台数が多ければ多いほど、全部を低設定にしてても「高設定ぽく見える台」というのが出てきますから、いかにそれに騙されずに高設定を掴み続けるかが重要です。
全部が全部、正解の判断をするというのは難しいので、長期的なスパンで考えて、相対的に「低設定での稼働を減らし、高設定での稼働を増やす」ことが重要ではないでしょうか。
当ブログでは、このような検証をしたデータを数多く公開しているので、よければ他のデータも見て行っていただけると嬉しいです。
オススメ関連記事