以前に「ゴーゴージャグラーなんて下手すりゃオール設定2で営業しても客は気付かないんじゃないの?」ということを検証してみましたが、設定2だとREGの基準をクリアするのは難しかったように思いました。
そこで新たに考えたのが「設定1と設定2だらけの所に、ちょっとだけ設定3を放り込むということをすればどうだろう?」というのが今回の検証の目的となります。
設定3の中で、高設定のように化ける台の大まかな出現率が分かれば、設定推測にも使えるのではないでしょうか。
というわけで今回は、ゴーゴージャグラーの設定3を5000G×30回したデータを使って「オール設定3営業で客側はそれに気付けるかどうか」を検証していきたいと思います。
ゴーゴージャグラーのスペック
設定 | BB確率 | RB確率 | 合成確率 | 出玉率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1/269.7 | 1/364.1 | 1/154.9 | 97.0% |
2 | 1/268.6 | 1/336.1 | 1/149.3 | 98.2% |
3 | 1/266.4 | 1/318.6 | 1/145.0 | 99.2% |
4 | 1/260.1 | 1/283.7 | 1/135.7 | 101.6% |
5 | 1/255.0 | 1/255.0 | 1/127.5 | 103.8% |
6 | 1/242.7 | 1/242.7 | 1/121.4 | 106.5% |
実戦データ
ゴーゴージャグラー設定3、シミュレートアプリ、5000G×30
台番 | BIG | REG | 差枚数 |
---|---|---|---|
1 | 24 | 14 | +1180 |
2 | 13 | 17 | -1678 |
3 | 20 | 13 | +282 |
4 | 16 | 21 | -414 |
5 | 20 | 18 | +715 |
6 | 16 | 23 | -111 |
7 | 17 | 12 | -967 |
8 | 13 | 14 | -1909 |
9 | 13 | 18 | -1433 |
10 | 18 | 20 | +184 |
11 | 22 | 13 | +858 |
12 | 22 | 12 | +530 |
13 | 12 | 6 | -3098 |
14 | 20 | 11 | -36 |
15 | 25 | 15 | +2054 |
16 | 24 | 12 | +1262 |
17 | 24 | 11 | +1200 |
18 | 14 | 20 | -1046 |
19 | 15 | 15 | -1131 |
20 | 14 | 16 | -1350 |
21 | 15 | 15 | -1081 |
22 | 20 | 17 | +535 |
23 | 24 | 10 | +1166 |
24 | 20 | 14 | +334 |
25 | 24 | 21 | +2305 |
26 | 14 | 15 | -1698 |
27 | 17 | 18 | -202 |
28 | 15 | 20 | -835 |
29 | 16 | 11 | -1393 |
30 | 24 | 13 | +1110 |
- BIG確率:535(1/280.37)
- REG確率:455(1/329.67)
- 差枚数:-4667枚(-155.57枚×30)
- 勝率:46.67%(14/30)
- 最大勝ち:+2305枚
- 最大負け:-3098枚
- トータル出玉率:98.96%
考察
BIGはややヒキ弱なものの、出玉率的には文句無し
同様の検証を設定2で行ったものよりもトータルBIG数が少なかったので、集計していて「設定2より出玉率が下回ったら面倒だな…」と思っていましたが、出玉率的にはさほど問題ありませんでした。
率直な感想としては、ホールでオール設定3営業なんかするわけないし、やってもホールには全く旨みがないということがわかりました。
わかりましたっていうか、そんなのはやる前からわかってたけど。
5000Gも回して勝率がおよそイーブン。しかも1台あたりのマイナスが156枚ですからね。
これを投入する理由としては「客に遊ばせる」とか「客を翻弄する」とか、そういう理由になりそうです。
REG1/300をクリアしたのは11/30
それではREG確率1/300に注目してみましょう。
ゴーゴージャグラーでは高設定の合算確率が良いので、できればもう少し際どいところにボーダーを用意して立ち回りたいところですが、低設定を候補から外すための第一ボーダーとしてREG1/300に注目しています。
設定2の時よりは若干増えて、11/30となりました。
そして高設定を意識せざるを得ない1/250のREG確率をクリアしたのが6/30です。
設定2と比べると一気に倍の確率ですね。
ここから考えると、設定3をREG1/300のボーダーで排除するのはやや難しく、5回に1回程度は1/250もクリアしてくるということがわかりました。
言い方を変えれば「設定3に座ったところで、5000Gで3000円負け程度の負けで済む」わけですけど、やはり設定3は避けたいラインであることには変わりないので、少し工夫というか注意が必要な気がします。
参考【ゴーゴージャグラー】オール設定2営業で客側はそれに気付けるかどうかを検証してみる
設定6のREGをクリアしてくるのは3/30
前項では「少し工夫が必要だ」と書きましたが、ここで設定6のREG確率をクリアしたデータに注目してみたいと思います。
設定6のREG確率1/242.7をクリアするには、5000Gで21回のREGが必要になるわけですが、それをクリアしてきたのは3/30です。
そしてそのうち、差枚がプラスになっているのはたったの1台となっています。
ちなみに同様の検証を設定6で行った際、勝率は86.67%でした。
絶対ではありませんが、ゴーゴージャグラーの設定6であれば、5000G時点でほぼプラスになるということが言えます。
実際にビッグ確率にそこまでの設定差はないものの、トータル的な勝率には大きな影響を与えていると言ってもいいでしょう。
そのため「設定5のREG確率をクリアしている程度なら、決して安心することなく、自分が打ち始めてからの動向にも注意しながら稼働する」というのが必要です。
設定6の基準を超える確率でクリアしているのであれば、とりあえず喜んで座って、打ち始め時点でマイナスの差枚だった場合は「設定6ではないかもしれない」ということを頭に残した状態で稼働すると良いでしょう。
参考【ゴーゴージャグラー】5000Gで設定6が見抜けるか【シミュレート検証】
まとめ
- 3台に1台程度はREG確率1/300をクリアしてくる
- 10台に1台程度は設定6のREG確率を凌駕する
- 長い目で見ればそこまで大きなマイナスにはならないが、できることなら避けたい存在
個人的に設定3を使う時というのは、なんらかの理由があって「客に遊ばせたい時」だと思います。
今回のデータを見る限りは「設定6を使っていると見せかけるために設定3を複数投入する」というのはナンセンスのように思いました。
客にとってもホールにとっても美味しくないのがゴーゴージャグラーの設定3と言えるでしょう。