シミュレートアプリを使って、ファンキージャグラーの設定4:10000G×30回の実戦を行いました。
恐らくホールのメイン設定は1か2になっていることが予想されますが、オール1or2だと客側に「明らかに高設定を使っていない」というのが筒抜けになってしまうので、多くのホールは中間設定を使うことで客側に「高設定を使っているんじゃないか!?」と思わせてくるのではないでしょうか。
今回は、もしかすると「優良ホールじゃないと滅多に使わないのでは!?」とも思える設定4です。設定3なら店側はそこまでの赤字にはならないですし、イイ感じにフェイク台を演出してくれました。
果たして高設定の入り口でもある設定4は!?それでは早速、実戦です。
スペック表
設定 | BB確率 | RB確率 | 合算確率 | 出玉率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1/275.4 | 1/452.0 | 1/171.1 | 97.0% |
2 | 1/271.9 | 1/407.1 | 1/163.0 | 98.2% |
3 | 1/267.5 | 1/372.4 | 1/155.7 | 99.8% |
4 | 1/260.1 | 1/336.1 | 1/146.6 | 102.0% |
5 | 1/253.0 | 1/302.0 | 1/137.7 | 104.3% |
6 | 1/232.4 | 1/275.4 | 1/126.0 | 109.0% |
実戦データ
ファンキージャグラー、シミュレートアプリ、設定4、10000G×30
台番 | BIG | REG | 出玉率 |
---|---|---|---|
1 | 44 | 27 | +1625 |
2 | 34 | 26 | -1135 |
3 | 40 | 26 | +727 |
4 | 37 | 37 | +1059 |
5 | 42 | 22 | +789 |
6 | 39 | 29 | +679 |
7 | 50 | 27 | +4283 |
8 | 36 | 30 | +202 |
9 | 35 | 24 | -907 |
10 | 41 | 26 | +1283 |
11 | 36 | 20 | -1202 |
12 | 45 | 24 | +2102 |
13 | 39 | 29 | +839 |
14 | 34 | 28 | -312 |
15 | 42 | 33 | +2335 |
16 | 38 | 28 | +886 |
17 | 32 | 25 | -1312 |
18 | 32 | 31 | -875 |
19 | 54 | 25 | +5224 |
20 | 40 | 24 | +1214 |
21 | 46 | 28 | +2648 |
22 | 30 | 27 | -1975 |
23 | 36 | 26 | +88 |
24 | 35 | 32 | +62 |
25 | 36 | 36 | +983 |
26 | 53 | 27 | +5864 |
27 | 44 | 25 | +1936 |
28 | 34 | 27 | -593 |
29 | 39 | 28 | +713 |
30 | 35 | 24 | -477 |
- BIG確率:1178(1/254.67)
- REG確率:821(1/365.41)
- 差枚数:+26753枚(+891.77枚×30)
- 勝率:70.00%(21/30)
- 最大勝ち:+5864枚
- 最大負け:-1975枚
- トータル出玉率:102.97%
考察
バケ不発のせいで何とも言えない感じに…
本来の設定4のREG確率が1/336.1であるのに対し、今回の実測データが1/365.41です。
更に言うと、同様の検証内容を設定3で行った時は1/357.14だったので、若干ではあるものの設定4が設定3を下回ってしまいました。
まぁこれはこれでそんなに珍しいことじゃないということで、こういうもんだとして考察を進めていこうと思います。
トータル的な出玉率を見てもBIGを軽視はできない
さて、冒頭でも「今回の検証データではREGのヒキ弱がでてしまった」と書きましたが、なんだかんだで最終的なトータル出玉率は設定4のそれを非常に似通った数値に仕上がっています。
このことからも、設定判別にREG確率は欠かせない存在であることは変わらないですが、かと言ってBIGを無視してもいけないという、設定看破の難しさが顔を覗かせたように思いました。
設定1~設定6までで、BIG確率は1/275.4~1/232.4の確率差が設けられています。最低設定と最高設定でも1/50に満たない程度の差ですが、これを完全無視してしまうと痛い目に遭いそうですね。
合算確率で見ると…
10000G×30シミュレート実戦における実測値
- 設定1:1/168.16(1/423.73)
- 設定2:1/151.82(1/449.78)
- 設定3:1/151.82(1/357.14)
- 設定4:1/150.08(1/365.41)
上記のグレーボックスにまとめたのは、左側がこれまでに行ってきた同様のシミュレートの合成確率、そして右側のカッコ内の数値がREG確率です。
設定1がややヒキ強で、設定2と設定3と設定4がREGのヒキ弱を見せている今回の検証データですが、こうやって並べてみると設定3と設定4はどっこいどっこいになる可能性が十分にあるということですね。
30万ゲーム程度でわからないということは、1日の稼働や2000G~3000G程度では完璧に見抜くのはほぼ不可能と言っていいでしょう。つまり、ホールとしては設定4を使う必要はないということを意味しているんじゃないかと。
30万ゲームのシミュレートで設定3も設定4も変わらないのであれば、設定4を使う意味ってないと思いませんか?
実際にどうなのかはホールにもよるでしょうし、私たちが知る由もありませんけど、この結果を踏まえたら私が店長なら設定4を使うくらいなら設定3を使うんじゃないかと思いました。
勝利70%という数値について
今回はたまたま勝率が70%という数値になりましたが、これに関しては絶対にもっと低く見積もるべきです。
データを見てみるとプラスマイナス1000枚以下になっているデータが15件あるので、これらはどっちに転んでもおかしくなかったんじゃないかと思います。
出玉率も102%ですし、そもそも設定3の同様の検証と比べて確率以上にBIGが引けてるだけって見方もできますからね。そこまでの安定力はないと見るべきでしょう。
まとめ
- 設定4も設定3も30万回転程度の試行数じゃ差が付かないこともある
- ファンキーの高設定を見抜く上では、BIG確率も無視はできない
今回は(今回も?)幸か不幸か設定通りの出方をしてくれなかったので、あくまでデータから結論を導くとすると上記のような感じになります。
なんと言っても今回の検証で1番重要なことは「BIG確率は無視できない」という点ですね。設定4が設定3よりもREG確率が悪いのにしっかりと出玉率を再現できているのは、BIG確率に差があるからと考えるのが自然です。
もちろんブドウ確率の設定差もありますけど、それよりもBIG確率の方が設定差は大きいと見るべきじゃないかと思います。
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