パチスロで大きく稼いでいる人の多くは、パチスロの技術以外の部分で他の人よりも優れていることが多いです。まぁ5号機以降は技術介入要素が大幅に減ったので当然と言えば当然なんですが、僕が知る限りでは4号機の頃からも目押し技術とかよりもデータ取りのような戦術的な部分に優れている人の方が、コンスタントに勝ちを積み重ねているような気がします。
野球でもID野球なんて言ったりするように、勝負事において相手を知るということは非常に大きなアドバンテージとなるでしょう。パチスロもホールとの勝負という意味では勝つ為にデータを取るのが必然だと思うのですが、意外とそれを当たり前のように行えている人はあまりいないように思います。
というわけで今回は「少しでも勝率を上げたい」「ジャグラーで勝っていきたい」という人に対し、僕が実際に行っているデータの取り方を説明したいと思います。ホールのクセを見抜いて少しでも有利に立ち回りたいという人は、ぜひ参考にしてください。
ホールデータを取る理由
ホールデータを取る理由は「打つ前にアドバンテージを得るため」です。パチンコには設定という概念がないので、パチンコで食っている人は釘を見てプラスになるかマイナスになるかの判断をしています。一方スロットは釘のように見て分かる要素がないので、スロットで長期的な勝ちを積み重ねている人は「設定を読む」ということをします。
設定を読むには「人が打った台から推測する」というのも一つの手段ですが、他人が打って高設定であることを見抜かれてしまったら、多くの場合で空き台になることは期待できなくなってしまいます。
なので理想は「朝一で自分がピンポイントで高設定に座る」ということになるのですが、10台も20台もある中から勘でそれを当てるのは難しいのでデータを取って予測をするというわけです。
大半のホールは多くが低設定なので、運勝負で台を選んでいたら負ける可能性の方が高いです。ある程度の根拠を持って勝負をすることで、多少はリスクを減らすことができます。
データを取ればどのようなことが分かるのか
例えばあなたはジャンケンをするときに「自分にはクセがない」と言い切れますか?人間必ずしも何らかのクセは出るものなので、恐らく意図していない部分で「絶対に負けたくないような勝負だとチョキ」「あいこになったら手は変えない」とかあるんじゃないかと思うんですけど…。
- グーを2回連続で出して連敗したら、次もグーを出す確率は?
- グーを3回連続で出して連敗したら、次もグーを出す確率は?
細かくデータを取っていけば、ある程度のクセが出るという人がほとんどじゃないかと思います。今度はあなたがホールで設定を入れる人間の立場になって考えてみてください。ここでは分かりやすく「10台設置のアイムジャグラーで、毎日必ず1台の設定6を投入する」という条件にします。
ホールとしては低設定を9台入れても、そのうちの9台全部が凹むということは考えにくく、中には低設定とは思えないくらい伸びる台も出てくるでしょう。もちろん設定6の台が出ないという可能性もあります。しかし、設定6は出る確率の方が高いです。
そして低設定は9台がかりなので全台が凹むという可能性こそ薄いものの、出る台は完全にランダムで「ホールの意識では操作できない」ということになります。もし「3ヶ月データを取り続けてみたところ、5のつく日のGOGOジャグラーの末尾5番の台が出ている」というデータが取れたとしたら、これはクセが出ているような気がしませんか?
ホールデータの取り方には大きく分けて3つの方法がある
ホールデータの取り方には主に3パターンあります。3つのパターンは以下の通りです。
- 毎日、閉店時にホールに行って実際にデータを取る
- 後日、ホールに行ったときにボーナス履歴からデータを取る
- ツールを利用する
ホールには実際に足を運ばないと見えてこない部分があるので、できれば実際に行ってホールの空気感などを見ながらデータを取るのが最良です。ただし、これをやるとなると毎日閉店間際までホールに居なければなりませんし、回れても2箇所のホールが限界だと思います。
一方で、後日にデータ履歴からまとめてデータを取るという方法なら、別に毎日閉店までいる必要はありません。
とは言え既に人が座っている所のデータは見にくいですし(ホールにスランプグラフが設置されている場合は問題なし)、やはり勝負は「毎日予想台を予想して、その結果がどうだったのかという積み重ね」が重要だと思うので、個人的にはこの方法はあまりおすすめしません。要領を得てからは、これでもいいと思いますけどね。
僕はずっと「データロボサイトセブン」というツールを使用してデータを取っています。
ツールでデータを取ることのメリットは、家に居ながら台データの細部までがわかることと複数のホールデータが確認できるという部分です。ホールの空気感などは分からないので、実際にホールに足を運んだ場合よりは情報が少なくなってしまいますが、一番コスパが高いデータの取り方だと思います。
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データロボサイトセブンの具体的な使い方
データロボサイトセブンはスマホを使って家に居ながら台データが取れるというツールです。ホールで見れる液晶掲示板くらいの操作性があり、台のボーナス数やスランプグラフが一目瞭然なので、そのホールを研究するのには必要不可欠なツールだと思います。
月額ワンコインかかりますが、これで僕は複数のホールのデータを取れるようになりましたし、高設定をツモって閉店まで打った後も下見をしなくて良くなったので、月額1000円でもいいくらいの価値を感じています。
下見をしていた頃は閉店前の1時間くらいは毎日走り回っていたので、それをやらなくなった分、時間的にも無駄が減ったように感じています。
台データはこんな感じで見れるようになります。細かい使い方は別記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。
取ったホールデータの使い方
最初は店のレイアウトに従うのがおすすめ
僕の場合、最初はノートにホールのレイアウトを記入して、そこに自分の字で書き込んでいました。慣れてきてからはExcelで台番管理してデータを打ち込んでいるだけですが、最初はホールのレイアウトに沿ってデータを把握できるようにした方がいいと思います。
割と良くある傾向の一つなのですが「出ている台の隣の対面(将棋でいう桂馬の動きをしたところ)の台が出やすい」とか「出る台は並びでは入らない、真後ろにも入らない」などのクセを持っているホールも少なくないので、それを直感的に理解するにはレイアウト通りに管理するのが手っ取り早いからです。
図解にした方が分かりやすいというのも大きいです。
台のデータ+自分なりの予想を追加する
台のデータは【総回転数、ボーナス数、大まかな差枚数、予想設定(3段階)、備考】でまとめています。予想設定は低・中・高の3段階です。ただしあまりにも回っていなくて判断できないという場合は、無理に判断しない方がいいかもしれません。
ちなみにここの予想は、別に正解しているかどうかはそこまで重要じゃないです(そもそも正解かどうかなんてわかりません)。ただし自分の設定推測に自信がなく、気分によって判断基準が変わってしまうと意味が無いので、今判断したものを忘れた頃にもう一度設定推測した時に、必ず当てられるという自信を持って予想できる精度であることが重要です。
それに自信が無ければ機械的に判断するのが安定するので、スロマガの設定ツール通りに入力するというのも一つでしょう。
僕も昔使用していましたが台のデータを入れると設定推測をしてくれますし、ぶどう確率をカウントしなくても回転数などのデータを出玉数が分かっていればぶどう確率を算出してくれる機能も兼ね備えています。
ぶどうカウントは行わないという人も多いですが、高設定の上ムラや低設定の下ムラで設定が判断できるケースも少なくないので、少しでも勝率を上げるためにはぶどうはカウントした方がいいです。
面倒だから数えないという人が多いと思いますが、スロマガの設定推測ツールなら自動的に算出してくれるので利用してみてはいかがでしょうか?そして自分で設定推測するのがブレるような状態なら、こういう機械的な判断に頼った方が俯瞰的な判断が得られるので、より精度の高いデータが得られると思います。
店のクセは日付や新台入れ替えにも左右されることが多い
ジャグラーはGOGOランプが搭載されているということもあり、かつては5のつく日がジャグラーのイベント日だったという店舗も少なくありません。その名残を強く感じるホールもあるので、ホールのデータを取る際は「日付や新台入れ替えの日」などにも注目するといいです。
新台入れ替えでよく見られる傾向は、新台の真裏の機種が盛り上がるとか休日営業よりも辛いとか色々あると思います。この辺はそれぞれのホールによって変わってくる部分だと思うので、ご自身で色々研究してみてください。
各ホールでよく見られる傾向
- 明らかに回転数が落ち込んでいる日が続いてからの爆発
- 前日にREGに偏って負けている台の爆発
- 特定の日付、特定の台番が高頻度で爆発
僕が通っているA県のホールNでは、このような特徴が強いです。やはり凹み台狙いは王道で、特に「大きくREGに偏って負けた台」は割と高確率で出やすい傾向があります。あと角台にはほとんど入らなくて、中央通路の角から2台目・3台目が割りと出ている印象です。そして並んで出ることはほとんど無く、出ている台の真後ろなどもあまり出ません。
14台設置のアイムジャグラーで、平均すると毎日設定6っぽいのが最低2台あるというような感じです。それが設定6×2台なのか、設定5と設定6なのか…はたまたそのどちらでも無いのかは不明ですが、とりあえず毎日2台は客側が勝っているので、これを狙って立ち回っています。
あとホールの誕生日があるんですけど、この日は複数人で行って角2を複数台押さえれば誰かしらツモるという感じです(この日ばかりはジャグラー以外を打ちますが、10年以上連続で勝たせてもらってます)。
表立ったイベントは出来なくなってしまいましたが、イベント全盛期の名残があるホールは少なくないですし、誕生日みたいなイベントで常連客に還元する的なホールはまだ残っている印象です。
本記事のまとめ
- ジャグラーで勝ち続けるためにはデータが重要
- スロットはギャンブルだけど、運の要素を減らすことが勝ちにつながる
- データ取りにはデータロボサイトセブンが使いやすくてコスパ〇
ホールのデータを取って勝負すれば、稼働日数にもよりますけど月10万は堅いと思います。
僕の住んでいる地域は決してホール状況が良いとは思いませんが、唯一勝負できるアイムジャグラーでもそれくらい勝てているので、マイジャグラーなどの設定状況が良ければもっと勝てるでしょうし、他の台にも設定が入るようならもっと大きく勝てるはずです。
まぁアイムジャグラーごときにデータを取るって発想をあんまり持ってないという人がまだまだ多いので、そういう人が多いうちは勝てるんじゃないかなーって思ってます。とりあえず勝てなくて悩んでいる人はデータを取ってみるといいです。
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