ハッピージャグラーを打つ上で、アイム系と比較して熱くなれるタイミングと言えば「チェリーを引いた時」だと思います。出現率自体が大きく抑えられてしまったものの、獲得枚数は4枚ですし、なによりボーナス重複率がおよそ2倍なのが嬉しいポイントですよね。
しかも、このチェリー重複率には設定差が設けられており、設定推測するうえで重要な要素になり得ます。ボーナス確率はもちろん、ブドウ確率やチェリー重複率と合わせて判別することで、より正確な設定判別が可能となるでしょう。
ただ、設定判別要素が多すぎても「コッチの要素はいいけど、コッチの要素がまるっきりダメ・・・」なんてことにもなりかねません。そこで、1番設定差の大きい部分だけで設定が見抜けるポイントがあるとしたら、非常に立ち回りやすくなると思いませんか?
そこで今回は『チェリー重複REGのみで設定判別は可能かどうか』についての検証です。
スポンサーリンク
スペック表
ハッピージャグラーVⅡ
設定 | 単独BIG | 単独REG | 重複BIG | 重複REG |
---|---|---|---|---|
1 | 1/390.1 | 1/655.4 | 1/1092.3 | 1/1092.3 |
2 | 1/381.0 | 1/565.0 | 1/1092.3 | 1/1024.0 |
3 | 1/364.1 | 1/546.1 | 1/1092.3 | 1/910.2 |
4 | 1/372.3 | 1/496.5 | 1/910.2 | 1/862.3 |
5 | 1/348.6 | 1/455.1 | 1/910.2 | 1/780.2 |
6 | 1/327.7 | 1/455.1 | 1/910.2 | 1/682.7 |
設定 | チェリー重複率 |
---|---|
1 | 10.2% |
2 | 10.5% |
3 | 11.2% |
4 | 12.5% |
5 | 13.2% |
6 | 14.2% |
チェリー重複
重複率
アイム系の場合は7%程度だったと記憶していますが、ハッピージャグラーの場合は設定1でも10%あります。チェリー10回につき1回ペカると考えたら、結構な頻度でチャンスが訪れることでしょう。
特に設定6の場合は14.2%もあるので、1日単位で考えたら低設定との差は大きく開きそうです。とは言え、この手の確率って結構なムラが生まれる場合がほとんどですので、注意してください。
「設定1でも10%ある」ということを覚えている状態での、チェリー20回スルーはかなり精神的にキツイので。
チェリー+REG
ハッピージャグラーにおける最大の設定差は『チェリー重複REG』です。単純にREG確率だけを見るよりも、それが単独なのか重複なのかを知ることで設定判別を有利に進めることができるでしょう。
ただし設定2で約1/1000、設定6でも約1/700であるため、分母の大きさゆえに安定しない数値だと言えるので注意が必要です。
それでも2000G回して1回の差が生まれると考えたら大きいと思いませんか?最初の2000Gでバンバン引いたとしたら、どれこそ高設定の期待度が高まると言っていいでしょう。
今回の検証では、その期待度がどの程度なのかを明らかにしていきたいと思います。
実戦
実戦データ
設定2と設定6で、それぞれ2000G×3×25回分(15万G)のデータで『チェリー重複のみのデータ』を比較します。
2000Gだと大きくバラつくことが予想されたため、比較的安定すると思われる6000G時点でのデータについても、一緒にまとめてみました。
設定 | 総数 | 2000G最大数 | 2000G最小数 | 6000G最大数 | 6000G最小数 |
---|---|---|---|---|---|
2 | 158(1/949.4) | 8(1/250.0) | 0 | 12(1/500.0) | 2(1/3000) |
6 | 181(1/828.7) | 7(1/285.7) | 0 | 12(1/500.0) | 2(1/3000) |
考察
スポンサーリンク
分母が大きすぎて暴れる
実戦結果を見てわかるのは『15万G程度では収束しない』ということですね。
2000Gで引けたチェリー重複REGの最大数が、設定6の数値よりも設定2の数値の方が多いという結果が出てしまっている地点で、サンプルが少なすぎるということが、おわかりになるかと思います。
15万Gでもわからないということは、1日単位の回転数ではもっとわかりません。まして2000G程度であれば設定1~6まで大して差が出ないことの方が多いです。
別の視点から
上記の表にはまとめていませんが「2000Gで5回以上の重複REGを引けた回数」に注目すると設定2で4/75、設定6で8/75と2倍の数値になりました。
同様に「2000Gで重複REGが1回も引けなかった回数」に注目すると、設定2で7/75、設定6で10/75です。
・・・ハッキリ言って微妙ですね。そもそも設定6で引き弱を遺憾なく発揮しているため、あまり参考にならないかもしれません。引き弱を考慮して15万G分のデータを用意した結果がコレなので、1日単位は当然ながら2000G程度での判別は難しいでしょう。
6000G間に引けたチェリー重複REGの最大数が、設定2も設定6も変わらない時点で、どちらもあり得るということが理由付けられているので、あくまで参考程度として考えた方がいいかもしれません。
最後に
やはり重複REGも重要な要素に変わりはありませんが、これだけでの判断は非常に危険です。
ハッピーはアイムに比べるとBIG確率の差が大きいので、BIG確率やブドウ確率なども考慮し、打つことが大切になってきます。
そしてホール環境にも注意してください。アイムに比べて、より平均設定は低いとみるべきですので、ちゃんと高設定を使ってくれているホールで実戦することが重要だと言えるでしょう。