ある程度の設定推測が可能で、かつ傷口もそんなに広がらなくて済む回転数を考えたときに『2000G』というのが1つの基準になると思います。
この2000Gの間に揃えた材料で出てくる情報なんかは「信頼度にかける」とか「1日でも収束しないのに2000Gで何がわかる」とか言いたいことはわかるんですけど、1日単位でもわからないからと言って闇雲に勝負していては、散財してしまうのが関の山です。
そこで「2000G間にどのような挙動をしたら高設定の可能性が高いと言えるか」について調べてみました。
スポンサーリンク
Contents
検証内容について
合算1/100
以前に『ハッピージャグラーVⅡの2000G間のブドウで設定が見抜けるか』という検証をしたときに使用したデータで、ハッピージャグラーVⅡの設定6を2000G×15回したものがあるのですが、このとき15回のうち2回が合算1/100になりました。
ハッピージャグラーは合算確率がアイム系より優秀なため、なんとなくですが「連チャンするときは、すこぶる連チャンする」というイメージが強く、それこそ朝の1000G程度では本来の設定と全く違った姿を見せることも多いような気がします。
2000Gあれば
朝イチから1000Gの間にREGが10回近くきたにも関わらず、その後の1000G間は「まるでお葬式」なんてことはめずらしくありませんが、その倍の2000G間で大暴れした場合はどうでしょうか。
1000Gのそれと比較しても、それなりにポテンシャルがなければなかなか難しいと思います。低設定でも頻繁に可能だとすれば、それを視野に入れて別角度から立ち回らなければなりません。
実戦
スペック表
設定 | BIG確率 | REG確率 | 合算確率 | 出玉率 |
---|---|---|---|---|
1 | 1/287.4 | 1/409.6 | 1/168.9 | 96.1% |
2 | 1/282.5 | 1/364.1 | 1/159.1 | 97.9% |
3 | 1/273.1 | 1/341.3 | 1/151.7 | 99.9% |
4 | 1/264.3 | 1/315.1 | 1/143.7 | 102.9% |
5 | 1/252.1 | 1/287.4 | 1/134.3 | 105.8% |
6 | 1/240.9 | 1/273.1 | 1/128.0 | 108.4% |
実戦データ
今回の検証は『2000回転で合算1/100を切れば高設定といえるか?』です。
ハッピージャグラーVⅡ、設定2、2000G×30回です。
番号 | BIG | REG |
---|---|---|
1 | 4 | 4 |
2 | 5 | 6 |
3 | 9 | 2 |
4 | 1 | 4 |
5 | 11 | 7 |
6 | 4 | 7 |
7 | 10 | 5 |
8 | 11 | 9 |
9 | 9 | 2 |
10 | 9 | 2 |
11 | 7 | 8 |
12 | 7 | 4 |
13 | 8 | 5 |
14 | 11 | 4 |
15 | 12 | 5 |
16 | 8 | 7 |
17 | 6 | 3 |
18 | 9 | 4 |
19 | 12 | 3 |
20 | 7 | 6 |
21 | 5 | 6 |
22 | 4 | 5 |
23 | 3 | 7 |
24 | 6 | 8 |
25 | 5 | 5 |
26 | 4 | 4 |
27 | 6 | 8 |
28 | 2 | 3 |
29 | 10 | 2 |
30 | 10 | 10 |
考察
スポンサーリンク
設定2でも2回
2000G間にボーナス合算が1/100を切るかどうかについて検証したところ、設定2であるにも関わらず2回出ました。
これは、例えば15台のハッピージャグラーが設置されているホールで「オール2営業」だったとしても、朝イチからヨーイドンで打ち始めたら、2000G地点で1台は合算1/100クラスの台が出るということになります。
しかも出方も非常に嫌な出方をしていて、明らかなBIGの引き強でないのも引っかかる点だと言わざるを得ません。
なぜ設定2で検証したか
ホールのメイン設定は主に1か2で間違いないとは思いますが、ホール側は2でも充分な回収ができることと「設定2でできないことの多くは、設定1でもできない」ため、設定2で検証しました。
やはりホール実戦するうえで怖いのは1&2です。コンスタントに勝っていくのであれば5&6を狙っていかなくてはなりませんが、明らかな低設定を避けることが勝率アップに繋がるので、完全に妥協できないラインとして設定2を選択しています。
2000G時点の合算値だけでは厳しい
3000G、4000Gと回っていくにつれて、徐々に本来の姿を出す可能性は高いと思いますが、残念ながら「2000G地点の合算確率のみで設定を判断することは難しい」という結果になりました。
他に強い根拠があればもちろん続行ですが、もしこのような台を打つ場合は、その後の挙動にも注意する必要がありそうです。
最後に
短い間での合算確率だけを頼りにするとそれなりのリスクを冒さなければならないということがわかりましたが、設定2で15台に1台ですから、高設定の場合はこれよりも高い確率になることは確かですので、お店の信頼度ありきで考えたら普通に勝負してもいいラインだと思います。
ただし、あくまで「確信できない数値」であることだけは頭に入れておいたうえで、実践して欲しいですね。ちょっとでも雲行きが怪しくなってきた時に『退散する勇気』を持つことも重要だと言えるでしょう。