【ジャグラー初心者脱却への道②】ホール側の思考や他のライバルの気持ちを考えてみよう

前回はジャグラーというかスロット初心者さんに向けた内容の記事「【ジャグラー初心者脱却への道】ジャグラーで勝つための仕組みを覚えよう」を書きました。

今回は、少しレベルを上げて「ホール側の思考や他のライバルの気持ち」にスポットを当ててみようと思います。

 

ジャグラーに限らずパチンコは「客vsホール」という縮図の他、更には「客vs客」という縮図も生まれています。

一般的に敵の敵は味方になるケースも少なくありませんが、ジャグラーに関しては敵の敵はやっぱり敵であることが多いです。

 

ジャグラーで勝ち続けていくためには、ジャグラーの仕組みを知るだけでは50点で、あとはホールや他のライバルたちの気持ちなどを理解することも重要だと言えるでしょう。

そして本記事では「ジャグラーの基本を理解した初心者が、ホールや他のライバルたちに食われないようにするにはどうすればいいか」について書いていきたいと思います。

 

[st-kaiwa1]今回も初心者向けの記事だから、上級者は別の記事を読んで行ってね![/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2 r]僕は初心者だから、ライバルに負けない方法を勉強させてもらうよ![/st-kaiwa2]

目次

ホールが高設定を投入するという心理

設定毎の出玉率に注目してみる

[st-kaiwa1]なんでホールは高設定を使わなきゃいけないと思う?[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2 r]それは僕のような初心者の喜ぶ顔が見たいからじゃないかな?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]それもあるけど、1番は「お客さんへのアピール」だね。「当店は高設定を使ってますから、ジャンジャン来てください!」って暗に伝えているんだよ」[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2 r]僕も高設定があるホールに行きたい![/st-kaiwa2]

 

「ホールが高設定を使う理由」を考える時に手っ取り早い方法は「自分がパチンコ店の店長だったら?」ということを考えるのが手っ取り早いです。

もし自分が店長で「月に○○円を売り上げろ」って言われた場合、低設定を投入してお客さんからお金を巻き上げなくてはなりません。

 

ここで出玉率を見てみましょう。上記の確率表は、マイジャグラー4の確率表です。

設定1の出玉率95.7%~設定6の出玉率109.4%まで6パターン用意されてますよね。

 

出玉率というのは「総投入枚数+(トータル差枚数)÷総投入枚数」で算出されます。

例えば『3000G回して500枚勝った!』という場合の出玉率は「(3000×3+500)÷3000×3=105.56%」という感じです。

総投入枚数は多くの人が3枚掛けで回していると思うので「ゲーム数×3」で計算し、あとはそれに差枚数を加えてやって、再度ゲーム数×3で割るという簡単な計算となっています。

 

なので厳密に言うと違いますが、初心者のうちは分かりやすく「出玉率=100枚のコインを入れたら何枚になって戻ってくるか」くらいの捉え方で問題ないでしょう。

マイジャグラーの設定1なら、100枚のコインを入れれば95.7枚のコインになって戻ってくるということになり、マイジャグラーの設定6なら、100枚のコインを入れれば109.4枚になって戻ってくるというイメージです。

 

[st-kaiwa1]もちろん確率だから絶対じゃないけど、出玉率が100%を超えている状況をずっと続けていれば、ジャグラー収支もプラスになっていくということだね[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2 r]僕は設定6を打ち続けたいよ![/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]…それは僕も一緒だよ[/st-kaiwa1]

 

高設定を使う理由は「客へのアピール」である

[st-kaiwa2 r]思ったんだけど、お店はお客さんが負けたお金で経営が成り立つわけだから、高設定を入れたら損しちゃうんじゃない?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]いいところに気が付いたね。確かにホールを運営していくには、スタッフのお給料とか、お店の光熱費、新台を買うお金なんかも捻出しなきゃいけないから、高設定はそんなに多く入れられないんだ[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2 r]僕が店長だったら、全台設定1にしてお客さんから沢山のお金を巻き上げちゃうかも…[/st-kaiwa2]

 

ホール運営をしていく上での必須条件は、トータル的な勝負の結果はホール側が圧勝しなくてはならないという点です。

1日にお客さんがどれだけ来るのかはホールにも寄りけりでしょうが、人気ホールでは大勢のお客さんが来ますよね。

多くの人が来れば、その中には当然ながら勝った人・負けた人が出てきます。中には10万以上勝ったという人も出てくるでしょう。

しかしホールで勝負した人全員の収支を計算すると、間違いなくマイナス収支になります。

 

これはホールが勝っているという言い方にもなるのですが、ホールの勝ちは従業員の給料となったり、ホールの光熱費、新台を購入するお金などに充てられるわけですから、1日あたり10万~20万くらいのお金を巻き上げたくらいじゃ話になりません。

ホールは少しでも多くのお金を巻き上げたいわけですが、あまりに巻き上げすぎるとお客さんの間で「この店、勝てなくない?」と思われてしまい、別の店に行かれてしまう恐れがあります。

 

だったら少しはエサを撒いて「他のホールよりも、当店が1番楽しめますよ!」というアピールをした方が、効果的になる場合があるんですよね。

スーパーなんかでも、お客さんを呼び込むためにあえて安売りをしたりするじゃないですか?それと一緒です。

 

ホールの理想論は「高設定をしっかりと使ってくれている」という認識を客に持たせることであり、高設定があるお店(勝てるお店)に人は集まりやすいです。

中には「家が近いから」「お店の雰囲気が好きだから」という理由で、決まったホールに通っている人もいると思いますが、多くの人は「とびきり勝ちやすいホールがある」ということが分かれば、多少遠くてもそっちの勝ちやすいホールに行くはずではないでしょうか。

 

で、高設定を使ってくれているというアピールをするには、設定3や設定4を使ってマグレ吹きに期待するのもいいんですけど、客も馬鹿じゃないんで、本物を見せるのが効果的なんじゃないかと思います。

特にジャグラーシリーズの多くは、高設定になればなるほどRBが引きやすいという一種の決まりのようなものがあるじゃないですか?

 

いくら客が勝っててもRBが全然引けてない台だと「もしかして、あの人のヒキ(運)が強かっただけで、実は高設定じゃないんじゃないか?」という疑惑の目が向けられるでしょう。

それがあまりにも毎日続くと、詳しい人はホールからいなくなっていきます。

 

よく「詳しい人がいなくなれば、高設定を朝からブン回されることもなくなるし、ホールとしてはいいんじゃないの?」と考える初心者の人もいますが、たぶんそれは違うんじゃないかと。

私はホールを運営したことがないのでハッキリとは言えませんが、たぶんですよ?

お店は「客に出してもらいたいから、高設定を入れる」ことになります。せっかく入れた高設定が気付かれずに埋もれてしまったのでは、お店側としても旨みがありません。

 

スーパーなんかでも、前もって広告を打たずにゲリラ的にセールを行う場合もあるじゃないですか?あれは買ってくれる人がいて、初めてお店にも旨みが出てくるんです。

「あー気付かれなかった、良かったー」じゃないんですよ。大勢の人に気付かれて、大勢の人間に得をしてもらうことが目的でやってるわけですから。

多くの人に気付かれてセール品を買われたら、一時的にお店は損をするかもしれないけど、後でそれ以上の利益になって返ってくることを見越した先行投資と言ってもいいでしょう。

 

あまりに特定の人間に勝たれ続けるのはサクラを疑われるとか嫌な部分もあるかもしれませんが、基本的には詳しい客を排除しても店側にメリットは無いはず。

個人的には若い人もお年寄りもいて、初めて優良ホールじゃないかと思いますよ。お年寄りしかいないホールって、なんだか不気味ですもん。

 

客の心理を考える

ライバルもジャグラーの高設定の特徴は知っている

さて、ジャグラーで勝つということは「ホールとの騙し合いに勝つ」ということですが、もちろん多くのライバルたちが存在します。

ジャグラーでコンスタントに勝ち続けていくためには、ホールとの騙し合いに勝ったうえで、他のライバル客との高設定争奪戦にも勝たなくてはなりません

 

初心者の人は順押し(左から順番にボタンを停止させる打ち方)をしている人が多いんじゃないかと思います。

しかしホールを見ていると、タバコをふかしてふんぞり返りながら得意げに逆押ししている人がいたりしませんか?

中には、GOGOランプが点灯する前に、何かを察知してボーナスを揃える人がいるかもしれませんね。

 

このような明らかに初心者っぽくない客(上級者とは言ってない)との争いのも勝たなければ、ジャグラーで勝ち続けるのは難しいでしょう。

彼らは初心者よりも多くの経験値を積んでいる人が多く、ライバルとして強い・弱いは別にしても「厄介な存在」であると同時に「自分が勝ち続けるために必要不可欠な存在」であることは間違いありません。

 

というのも、前回の「【ジャグラー初心者脱却への道】ジャグラーで勝つための仕組みを覚えよう」にも書いたように、ジャグラーの高設定には特徴があります。

それは「多くのジャグラーにおいて、設定が高ければ高いほど勝ちやすく、RBが引きやすい」と言うものですが、これはジャグラーを打っている客のほとんどが知っている常識みたいなものです。

 

この確率表を見せられたら、スロットをやったことが無いという人でも「設定6が1番勝ちやすくて、設定が高いほどボーナスが当たりやすく、特にRBが当たりやすい」というのは一目瞭然です。

なので、ボーナス確率が優秀な台があっても、空き台はすぐに取られてしまうことが大多数ですし、まして空き台にならない可能性すらあります。

 

人によっては「アイムジャグラーなんかだと設定6でも旨みが薄いから、空くことが多い」みたいなことを言う人もいますが、私が住んでいる田舎ではアイムジャグラーでも設定6の可能性が高いような台は空き台になりませんね。

おじいちゃんですら、カチカチ君を使ってブドウカウントしてたりもしますから(笑)。

 

ライバルたちはなぜ勝ってる人ばかりじゃないのか

ちなみにライバルの多くは、初心者でもない限りはジャグラーの高設定の特徴を理解しているでしょうし、勝つ為の方法も知っていると思います。

それでもホールの経営が成り立っているということは、そのライバルたちが負けているからです。

 

「なんで勝てないの?」って思いませんか?私はいつも思ってます。

「なんでこんなクソみたいな台、打ってるんだコイツは」とか結構思ってますよ。

でも私が勝てているのは、こういう人たちがいるからなので、心の底ではしっかりと感謝しています。

 

ジャグラーにも種類があるんで、ここではマイジャグラーとしますが、マイジャグラーで勝ち続けたければ「それなりの回転数で、設定5のREG確率よりも優秀な台」だけ打っていれば、長い目で見たらプラス収支になると思います。

もちろん、通うホールが「ちゃんと高設定を使ってくれている」という前提は必要ですが。

 

でも、マイジャグラーでREG確率が優秀な台って、それだけですぐ取られちゃうので、なかなか自分が座れるとは思えません。その台に座れる人間は1人だけですからね。

じゃあ多くの人はどうするかというと「空いている台の中から1番良い台を打つ」という選択肢を取る人が多いと思うんですよね。

 

だから「なんでこんなクソみたいな台、打ってるんだコイツは」っていう人が結構出てきます。

その人たちはジャグラーの仕組みを知らないんじゃなくて、知っててあえてそういう台に座ってるんじゃないかと思うんです。

 

それこそ「設定6に座ったって100%勝てるわけじゃないし、設定1に座ったからと言って100%負けるわけじゃない」という最もな理由で、心からギャンブルを楽しんでいるのかもしれません。

ただ、そんな戦い方をしているのでは、長期的に見たら絶対にマイナス収支になっていくので、ジャグラーで勝っていきたいという人にはおすすめしません。

 

[st-kaiwa2 r]じゃあ勝っている人たちは、どうやっているの?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]うーん、良い台が無ければ無理しないで帰るんじゃない?[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2 r]えー!!なんか「ギャンブルに負けない方法は、ギャンブルをしないことだ」みたいなこと言わないでよ![/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]ごめんごめん、でも勝てない勝負をするのは勇気じゃなくて無謀だよ。時にはリスクを背負うことも重要だけど、ハイリスク・ローリターンじゃ話にならないね[/st-kaiwa1]

 

まとめ

ホールは適度に高設定を投入しなきゃいけない(ことが多い)ので、そこを突くことが重要

ライバルたちもジャグラーで勝つ為の基本は知っているため、彼らを押しのけて勝つには何かしらの工夫が必要

これまでに私は、多くのホールの最期を見てきました。

客に還元することを忘れたホールは徐々に客足が遠のき、閑古鳥が鳴くようになってしまったら、そこから這い上がるのは至難の業です。

 

そうならないためにも、優良ホールなら適度に客に還元してくると思います。

ジャグラーで勝ち続けるためには、そこにありつくことが重要だと言えるでしょう。

 

もちろんそこには多くのライバル客がいます。彼らを押しのけて勝つ為には「無理な勝負はしない」ということと「彼らよりも優位に立つこと」が重要です。

じゃあ、彼らよりも優位に立つためにはどうすれば良いのでしょうか。

次回は「ライバルを押しのけて勝つ為の方法」について、ちょっと踏み込んだ話を紹介したいと思います。

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